2020年11月24日
刀でな、魚をすうーっと薄くものすごく薄く切ってすぐにぱくっと食べるとな、びっくりするほど美味いのだ。驚いてうまい!って言いそうになるほどだ。甘くて、旨味がな、本当にどうしようかと思うほど。現実ではないのだけれど。
2020年11月22日
いつの間にか頭の中でギターを弾いている。それが琵琶になって琴になってハープになる。その間にも私はバイクに乗って海へ走ってゆく。無音の映像を眺めている。すべて現実ではない。
2020年11月18日
貧血ぼうや (声:毎日疲れちゃってどうしちゃうのかしら 毎日眠くて) 貧血ぼうや 貧血ぼうや貧血ぼうや だよ〜(子どもたちが歌う)
2020年11月10日
間にイメージが挟まれる度、折角見えていた幻想が掻き消されてしまう。嘆く前により一層幻想を深めようと思うべきかい?そうかしら。
2020年11月06日
器の水のうつくしいこと
2020年11月04日
太郎くんの心には雪が降っていてそれがお外の音を吸収しているのだ
2020年10月18日
泥の上澄んだ水に浮かぶ可愛い葉っぱよ
2020年10月07日
探偵がバイオリンを弾き飛ばした紙飛行機を教授が溶かし、先生がコーヒーに入れ魔術師のおまじないたっぷりに提供される物語にみんな回収されてしまうんです。
2020年10月01日
月も見ないしお団子でも食べるかしらと食べてみると本当に美味しくておどろいた 空想のお団子
2020年09月27日
石を撫でましょう
2020年09月17日
さかなもいます
2020年09月17日
小石があるでよ まあるい小石がよ てのひらにしっくりくる小石だでよ
2020年09月11日
透明な猫
2020年09月03日
ひなたで あたたまった まるい石
2020年08月13日
様々なものに追われてる 追われてない 黒い影がわらわらとやってくる やってこない 足の裏は海の中 山の上 日陰の蟹が歌うのだ ぶくぶくと どよどよと 泥から眺めても運ばれない
2020年08月09日
たくさんの透明の猫
2020年07月25日
実際 と言う言葉の響き良いよな。マッチを擦ったような音と匂い、雨で少し湿ってしまったような空気と晴れて乾燥した土とに隣り合っているような気配。素敵だな。
2020年07月21日
冷たく、しかし滑らかで、懐かしき水よ…優しき水、柔らかき水よ…
2020年07月01日
それも博士が全部可愛い猫と子供に変えてしまったので、手をつないで踊りました。小石も踊ります。魚も踊ります。足の下の草原も。音が踊っているのですから、我々はみな、踊るのです。
2020年07月01日
何でもない文章なのだけれど、一見さらっとしたものなのだけれど、よくよく確かめてみるとぐったりとしていて湿っていて重く、書き残す事のできない文章が、この季節にやってきて頭の中にひっそりと佇む。
2020年06月23日
宇宙の色を眺めよう 宇宙の色をさ、 君の頭の中だけにある色を 石の中の色をさ。
2020年06月10日
夏が終わり白い花が咲く野原を歩いています
2020年06月10日
歌を歌いたいが覚えず出鱈目ばかりを歌っている伏した目を眺め
2020年06月05日
自分で思い浮かんだ文章がひんやりとして不気味です
2020年05月29日
疲れたらげらげらと笑おう
2020年05月25日
あの音はなんだろう。流れる川の水のひとつひとつが玉になって転がって頭の中でレコードの断面と溶け込むような時の音、もう一度手を繋ぐように躍り戻ってゆく景色の音。
2020年05月22日
「くっ…闇の力が…(最近憂鬱だ)…」「おっ、ビタミンDが足りてないんじゃないか?」「みんな!鮭を食べるんだ!」「光の力…!(なんだか元気になってきたかも)」「やった〜!科学と自然の力を合わせて大勝利!」(テロップ:個人差があります)♪♪♪〜
2020年05月20日
精神というものは一人ばかりが強くても虚しいものだ…いや僕は強くないが
2020年05月12日
人工の馬引き連れては踏み潰すあとも知らずに笑う
2020年05月11日
砂の上を歩いていた。足が痛くて眠くて倒れたかった。もう何をしているのかも分からない。だんだん足の裏から先が途中で認識できなくなる。見知らぬ人が「あなた砂を歩いたでしょ」と言う。その人だって砂の上にいるようにみえるが。もう歩けない、くたくた、焼け切れそうだ、とにかく足を動かす。
2020年05月07日
月日は満ち欠けである、当たり前のことだ、と博士は皺々の手に目を伏せ静かに言った。僕は癇癪を起こして泣いていた。何もかも信じたかったのだ。
2020年04月27日
あなたのうなじ目がけて斜め後ろから飛んでくるトルネード・ギャグ(竜巻だじゃれ)
2020年04月17日
骨よしカルシウム劇場
2020年04月12日
言葉と事実は変わらないが、その対象に自分や周辺が入って初めて、それが表す残酷さに気づくのだろうな。
両立する別々の問題を混同して一方を排斥するのは、一つであってほしいという思いもあるのかもしれない。不安による焦りと怒りと緊張と疲れと諦め故の。
どうしたらそれを解すことが出来るだろう。
2020年03月27日
精神衛生公園の草原にねころび、ひなたぼっこをしましょう。
空に桜を見つけ、風がやさしく吹いている、たいようの光を受け、きらきらとあなたを撫でる。
きっとあなたには想像する力がある。
どうか安らぎがありますように。
2020年03月27日
僕は頭の中のたろうくんの、お団子を丸めて並べている白くて素晴らしくまるいその手と腕を眺めている。
2020年03月18日
雪が溶けて虎になる。
虎は岩になる。
岩に生えた苔。
苔に生まれた菌類が、
それが太郎くんの祖先だった。
2020年03月08日
心と身体と精神と人格の性別はそれぞれすべて別である可能性があって、それでもって魂には性別がない可能性が高いと私は考えている。
人によって重きを置くところが違って、それが分からないから問題が発生してしまうのではないかなあと。
2020年03月06日
わらわらと踊る姿が霊に見え、炎に見え、冷たい空を暖めておりました。
2020年02月28日
外からこどもが「ふたつ買えるってこと?」と言うのが聞こえてその「と」の音のまるいこと。
2020年02月10日
頭の中空洞の宇宙が見てとれる証明のない脳のあとを存在を薄っすらと骨にのこす君のおでこを通して
逃げていくわけだ、少しずつ、と可哀想な博士は落胆して言った。
2020年01月23日
とろける紙よ 紙 紙 紙
2020年01月14日
三食だじゃれ新聞
2020年01月10日
まったくめちゃくちゃじゃないさ、きみ。そんなものはまったくめちゃくちゃではない。そんなものは単なる日常だ。単なる気のせいだ。きみは少し考え過ぎなところがある。きみはまったく考えていないところがある。きみは…
2020年01月07日
なんでこんな腑抜けた感じなんやろかてそれはな、毎日毎日はらわたが煮えくりかえっとってとうとうカラカラに燃えついて干乾びてしまったんよ、そんでな干乾びた燃えかすみたいな石みたいのが残ってな、
何だと思う、これ、食うてみて
2020年01月06日
上品で紳士的な愛おしい狂気 文字の上を踊る 余白にただようだけの狂気 懐かしい 懐かしい 懐かしいです
2020年01月04日
素晴らしい精神の健康のために